国際交流


留学

体験談① 遠藤聡美さん

留学先(国・大学名): アメリカ/ノースアラバマ大学

期間: 20228月~20235

 

 

Q. 留学先大学を選んだ理由を教えてください。

 

幼い頃から周りの友人の影響を受けて異文化交流に関心があり、より多くの国の人々と直接交流してみたいという想いがありました。

そのため、留学先を「人種のサラダボウル」と呼ばれるほど国籍の多様性に溢れたアメリカに絞り、約40ヵ国からの留学生を擁するノースアラバマ大学を志望しました。

 

 

 Q. 留学先での学習状況を教えてください。

 

一番楽しかったのも一番苦しかったのも「勉強」でした。

すべての学生が積極的に授業に参加していました。活発なディスカッションやグループワークを通して新たな考え方に出会ったり、価値観を広げたりすることができたのは、とても貴重な経験で人生の宝物になりました。慣れない環境で、授業の予習や復習、課題に取り組むことは時に苦しく、アレルギー反応が出たこともありましたが、今ではそれもいい思い出です!

 

 

 

Q. 留学前にはどんな準備をしましたか?

 

手続きの多さに驚いたことを今でも覚えています。

大量の事務作業を確実に遂行していく中で、計画力や柔軟な対応力が自然と身につきました。知識面では、日本のことについて勉強したことは良かったと思います。

国際交流をするうえで、話の引き出しをたくさんもっている人はとても魅力的ですし、色々な人が周りに集まってきます。より密度の濃い会話ができるので、興味関心のあることを事前に調べておくことをおすすめします。

 

Q. 留学で得たと思うものは何ですか?

 

多角的なものの見方です。

年齢を重ねるたびに、1つの正しい答えがある課題よりも答えのない課題に取り組むことが多くなりました。そんな時、その場にいる周りの人の多様な意見に耳を傾けたり、友人の発言を思い出したりして、自分とは違う考え方も尊重しながら物事を考えることで、以前より答えの選択肢が増えたような気がします。

 

  

Q. 学習以外の楽しかった思い出を教えてください。

 

長期の休みがあるたびに国内旅行を満喫できたのはいい思い出です。

ただ、それ以上に寮生活でルームシェアをしていたので、ルームメイトと毎晩映画を観たり、パーティーをしたり、夜遅くまで語り合って絆を深めたり・・・日々の些細な出来事ではありますが、今でもあの時間に戻りたい!と思えるほど純粋に楽しかったです。

今の私の価値観を形成した時間でもあり、とても大切な思い出です。

 

 

留学を考えている人へのアドバイスをお願いします!

 

留学からは、数えきれない学びを得ることができます。

そして、その学びはどれも自身の努力だけでなく、周りの人の支えがあったからこそ成立していたと感じます。

留学するにあたって色々な感情を抱き、時には余裕を失うこともあるかと思います。そんな時も、周りの人や環境への感謝の気持ちだけは絶対に忘れず、常に一歩前に進む勇気を出してみてください。そこから見える世界はきっとあなたにとってかけがえのない景色になるはずです!

体験談② 服部陽子さん

留学先(国・大学名):イギリス・イーストアングリア大学

期間:20239月〜20245

 

 

Q.留学先大学を選んだ理由を教えてください。


現在はアメリカ文学を専攻していますが、文学に興味を持つきっかけとなったのは、高校時代に読んだシェイクスピアの戯曲やブレイクの詩でした。そのため、いつかイギリスに行ってみたいと考えるようになりました。また、英語圏の大学でアメリカ文学の勉強をしたいという思いもあったため、アメリカ研究コースのあるイーストアングリア大学を選びました。

 

 

Q.留学先での学習状況を教えてください。


日常生活の中で辛いことがあった時、心の支えになったのが勉強でした。

大学の図書館は24時間開いており、蔵書数が多く、文献へのアクセス方法も豊富なため、勉強する環境として非常に恵まれていました。授業の予習やレポート作成のために常に文献を読む日々でしたが、視野が広がっていく感覚が楽しかったです。知識が深まったことでより積極的に授業内のディスカッションに参加できるようにもなり、自分の成長を感じることができました。

 

Q.留学前にはどんな準備をしましたか。


ビザの手続きや語学の勉強に追われ、慌ただしく過ごしていました。慣習・マナー・交通アクセス・治安など、現地での生活に関することについて事前に調べていったことは役に立ちました。

また、留学先の大学にはイギリス出身の学生だけではなくさまざまな国からの留学生が在籍していました。そんな留学生たちと話すことで、多様な国の文化についても学ぶことが多くありました。

留学前の勉強ももちろん大事ですが、留学先で怖がらずに色々な人と関わっていく積極性がより重要であるように感じます。

 

 

留学で得たと思うものは何ですか?


何事にも動じない心です。

私は海外に行ったことがなかったので、留学先での生活は全てにおいて初めてのことだらけでした。そのため、最初はちょっとした文化の違いにも戸惑いストレスを感じていましたが、不便や苦労を成長のきっかけとして捉えられるようになったことで、些細なことで悩まなくなりました。

 

Q.学習以外の楽しかった思い出を教えてください。


留学生や新入生の多くは大学の敷地内の寮で生活しており、私もその一人でした。友人とお互いの寮に遊びに行き料理をしたり、フラットメイトとたわいのない会話を楽しんだりしました。トラブルもありましたが、それも含めて寮での共同生活は有意義でした。常に誰かが傍にいるので、孤独を感じたことはそれほどありませんでした。

また、長期休みにヨーロッパや北アフリカに気軽に旅行ができるのもイギリス留学の魅力です。イースター休暇の際にモロッコでラクダに乗ったことは、とても良い思い出です。

 

留学を考えている方へのアドバイスをお願いします!


楽しかったことや辛かったこと、出会った人々、全てのことが自分の糧になった留学でした。私は、留学はおろか海外旅行の経験すらありませんでしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。留学する機会を得られたことに本当に感謝しています。

海外旅行の経験や留学経験がないことで不安に思う方もいるかもしれませんが、それを理由に諦めず、ぜひ挑戦してほしいと思います。その挑戦する姿勢は、留学中、そしてその後の人生にも活きてくると思います。